自然

2009年7月22日 (水)

水の中の日食

 本日7月22日は46年ぶりに日本で皆既日食が観られるとずいぶん前から話題になっていた。こちらでは部分日食ということで見られたらいいなぐらいの気持ちでいた。雨上がりの朝を迎え、雲の厚い空にはお日様の影も形も見あたらない。ちょうど家にいられたのにと残念がっていると、11時近くになって雲が切れ始め、肉眼でくっきりと三日月形の太陽の姿をとらえることが出来た。
 ほとんど諦めていたので、思わず心が躍る。欠けた太陽というものがこれほど神秘的だとは想像の外だった。皆既日食の地域ではどれほど感動的だろう。瞬く間に昼から夜へ、夜から昼へと、辺りの光景が移り変わるのだから。
 肉眼で見るというのは雲を通していてもさすがに眩しく、継続して見ていることが出来ない。そのときふと手水鉢に目をやると、雨水に太陽が映っているではないか。それもじかに見るより楽に観ていられる。流れ続ける雲の中で欠けた太陽が風で揺らめく。水の中に宇宙と気象の作り出す不思議な光景が展開されていく。久しぶりで時の経つのを忘れて見入ってしまった。こんな風に日食を楽しむことが出来たことを感謝しないわけにはいかない。Nisshoku_2009

(写真)手水鉢の縁に溜まった水に映る日食

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2008年8月19日 (火)

蓮の葉の不思議な現象

 蓮の花が見頃というので、近所の公園へ行ってみた。半径二十メートルほどの池には、緑の大団扇を連想させる蓮の葉があふれかえっていた。ちょうど時期がよく、生い茂る葉を押し止めるようにたくさんの桃色の花が咲き誇っている。
 極楽に来たような気分でほとりを歩いていたら、一枚の葉に目を疑うような現象が起きていた。大皿ほどの葉の中心部に今朝方まで降っていた雨の名残らしき盃一杯ほどの水がたまっていたのだが、その水のかたまりがブクブク、ブクブクと泡立っているのだ。どう見ても目の錯覚ではない。絶え間なく泡が立っている。まるで沸騰しているようだ。それはどうも葉の中心から何かの気体が連続して漏れだしているとしか思えない。
 たしか最近耳にした知識だが、蓮の茎はストロー状になっているという。それで葉の上に酒などを入れ、茎の先に口を付けて吸って飲むことができるというのだ。その反対の原理で、茎を通じて何かの気体が押し出されてきているのが、葉の真ん中に溜まった水でブクブクと見ることができているのだろう。
 原理としてはいいのだが、その周辺の葉を見てもどれ一枚としてそんな現象を起こしているのは見ることができない。たとえ水は溜まっていても、皆、静かにとどまっているばかりだ。他に何千、何万の葉があるだろうが、どうも見る限りその一枚だけが不思議な現象を見せているのだ。
 デジカメを持ってくるのをうっかり忘れてしまったことが悔やまれてならない。動画でとっておけば面白かったのだが。しかし、この映像は目に焼き付いている。今後蓮を見に行くときには注意してみてみたいものだ。果たしてこの現象には再会できるのだろうか。

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2007年8月23日 (木)

気がつけば秋

キーボードからふと目を上げると、空には鱗雲が広がっていた。昨日までの空よりも、広々と見える。もう秋が来ているようだ。でも、まだまだ、この夏の暑さには気が抜けない。きっと猛烈な残暑が、繰り返し襲ってくることだろう。Dscn2094

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