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2010年7月23日 (金)

普通の電気炊飯器で美味しい玄米食

 玄米を食べて、はや5年。若いころから食べてはいたが、働きはじめると圧力釜を使うのが面倒になり、中断していた。タイマーを使えば寝ている間、または職場に行っている間に炊けるので、やはり電気釜で白米ということになる。
 だが、体のためにはやっぱり玄米という思いが募り、再開したのが5年前。世の中の健康志向が強まり、雑穀の力がもてはやされ、家電メーカーも各種すぐれものの電気釜を投入してきたころだ。
 そこで出会ったのが(数年後に手放すのだが)、象印の玄米活性と銘打ったIHジャー。玄米活性とはいわゆる発芽玄米に近い状態にする機能らしい。玄米はそのまま炊いて食べるより、発芽寸前の状態になっている方が格段に栄養価や食味が高まる。そのことは知識としてあったのですぐに飛びついた。
 この商品、玄米活性だけでなく、圧力もしっかりかけてくれる。他社の製品は瞬間的に圧力をかけるだけで、本来の圧力釜のように継続的には圧力がかからない。だから、より美味しく玄米が炊けると思ったのだ。
 実際使用してみても申し分なくふっくらと美味しい玄米が炊きあがった。さらに玄米活性により、ギャバをはじめ各種栄養素が増加しているのだから、これ以上何も望むものはない。
 しかし、何から何までいいことずくめということは、やはりこの世に存在しなかった。1合半を毎日炊いて1年ちょっとで壊れてしまったのだ。圧力センサーというものが不具合を起こしていた。保証期間を過ぎていたが、メーカーの配慮で無償修理をして頂き、再び玄米活性の暮らしに戻ることに。
 その後、快適な食生活を送っていたところ、1年ほどでダウン。同じ症状だった。また、メーカーのご好意で無償修理をして頂く。
 そして、また1年。ダウンしてしまった。3回もだめになるともう修理する気にならない。素人ながら、玄米を圧力をかけて炊くということの難しさがわかった。
 圧力釜は密閉して圧力をかけるわけにはいかない。適度に圧力を逃がしながら、一定の圧を保つ工夫をしている。ガスなどの火力を使う普通の圧力釜は、調節穴に分銅のような重りを乗せて調整している。そして、その重りと蓋は水をかけてきれいに洗うことが出来る。だから詰まることはない。
 ところが、電気釜、それも相当複雑な仕組みのIHジャーは、中蓋や蒸気を逃がす部分のアタッチメントは洗えても、蒸気を通す外蓋の丸洗いが出来ない。そうなると結局圧力センサーの部分は汚れ(玄米特有の糠混じりの)が付着してしまい、最終的に誤作動を起こすことになるのだろう。
 つまりよほどの技術革新がない限り、ほんとうの玄米用圧力釜は電子ジャーでは無理ということになる。
 そう悟ったのでもう新しい製品は買わないことにした。だが、玄米は食べたい。それもタイマーで炊きたい。しかたなしに十年も前の普通の電気釜を使うことにした。最初はなかなか満足できる炊き加減にならなかったが、ついにちょっとした工夫で圧力釜に匹敵するぐらいの炊きあがりが得られるようになった。しかも、発芽玄米にすることが可能という方法だ。
 どうしたかというと、お湯を使ってみたのである。水で炊くと玄米の表皮の硬さがとれないが、数時間お湯に浸けてから炊くとすっかり柔らかくなるのだ。分量は普通の白米の約1.5倍以上の湯量にするとよい。寝るまえにお湯を入れて電気釜にセットしておけば、朝にはしっかりと発芽玄米に近いご飯が炊けているというわけだ。お好みによりお湯に浸ける時間を長くすれば発芽することになる。お湯の温度は工夫して自分に最適なところを見つけたい。熱すぎずぬるすぎずというのがいい。そして炊きあがってもすぐに蓋を開けず、10分以上は蒸らし時間を設けるのがコツ。我が家は1時間以上蒸らしている。
 とにかく安上がりに発芽玄米を食べられるのですっかり満足している。

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